皆さんはこんな経験、ありませんか?
(数十分後)
~~~3か月後~~~
(1時間後)
皆さん、ごきげんよう。IWOLIと申します。
こんな経験、音楽が好きという人なら結構あるのではないでしょうか?
音楽にハマり、メロディを知りたいけど楽譜がどこにもない…でも自分では音程が分からない!
確かに、最近では「耳コピ」でggるだけでかなりの数の解説がヒットする時代になりました。
それは凄くありがたいことなのですが、それを見てこう思ったことはありませんか?
こんな感じ。
もちろん、色んなノウハウを共有してくださる方を悪く言うつもりはありませんが、その人が前提としているものにすら達していない人からすれば、門前払いされた気分にもなりかねないと思います。
そこで今回は、「超初心者向けの耳コピのやり方」を解説していきます。
今まで音楽に関する事を全くしてこなかった方でも、耳コピへの第一歩を踏み出しやすく出来ればと思います。
それでは行きましょう!
Contents
耳コピに必要な物
まず耳コピに使う物をいくつか紹介します。
「曲と楽器があれば良いんじゃないの?」
と思われるかもしれません。
確かに、最低限それさえあれば耳コピする事は可能です。ですが、この二つだけでは慣れていないとかなり苦戦を強いられることがあります。少なくとも僕はそうでした。
以下に「これもあると便利」というものを列挙します。
・スロー再生機能
・自動演奏機能
・曲の一部分のループ機能
自分で書いてて「物の名前じゃないのかよ!」と思いますが、これは「その機能が十分であれば何でもいい」のでこうしました。
スロー再生機能
これは分かりやすいですね。
耳コピは鳴っている音の高さを特定していく作業ですが、当然ながら音楽は時間とともに進んでいきます。
そのため、曲が自分の能力に対して速過ぎると、例えば一つ目の音が取りたいのに一瞬で過ぎ去ってしまいます。
つまり、スロー再生で対象の音が鳴っている時間を伸ばして取りやすくしてやる、ということです。
ただし注意点として、ソフト・アプリによってこの再生速度を変えた時の劣化の仕方も違います。Youtubeでスローにすると音がガッビガビになるのは聞いたことがあると思います。
出来るだけ、劣化が少ないソフトで、スローでも聴きやすいようにしましょう。
自動演奏機能
これを読んでいる皆さんは楽器は弾けますか?
「難しい曲も初見で弾けるぜ!」という方は(そもそもここに来なさそうですが)この機能は不要かもしれません。ですが、「楽譜があれば練習して弾ける」くらいでしたら、自動演奏はあると便利だと思います。
僕も実際にそれくらいの技術で耳コピに挑んできたのですが、耳コピは「次がどんな音か分からない状態で演奏する」必要があります。そのため、次の音を予想し、それを的確なタイミングで弾き、それが正しいかどうか確認する、という事を同時にしていくことになります。
これがまー難しい!手練れの方なら造作もないのかもしれませんが、少なくとも僕は「次は”ラ”っぽいな」と思って弾きたいのに、指が滑ってやり直し、という事を散々繰り返しました…。
自動演奏なら、ちゃんと打ち込めば確実に弾いてくれますし、今どの音を弾いているのかが一目瞭然です。ソフトなどの操作を覚える手間はありますが、楽器の練習よりは早く身に付きやすいと思います。
ループ機能
これは一曲全体ではなく、再生開始すると指定した部分のみをループで流し続けてくれる機能です。PCの音声編集・動画編集ソフトなどにあったりします。
耳コピの際は、フレーズ全体で取ろうとするよりも、一音ずつ正確に取っていった方が最終的に素早く耳コピ出来ると思います。
少なくとも僕の場合、ワンフレーズを流しながら鍵盤をたたいたりしても、「どこがあってるのか分からない」という状態になっていました。
Youtubeなどで5秒戻る機能を使っても可能ではありますが、タイミングを計っていたらメロディが始まってしまったりするので、明確にメロディの1小節前から」などと決められるのが理想だと思います。
また、逆に望ましくない状態の例として
「スマホのYoutubeアプリで曲を聴き、同じくスマホアプリの楽器でメロディを取る」
というのがあると思います。正確にメロディを記憶出来るなら問題ないのですが、それが出来るかどうかはその人の感性や能力次第だと思っています(少なくとも僕は大苦戦でした…)。更にスマホで音楽を流しながらも試したことがありますが、楽器の音が小さすぎて取り辛いという問題がありました。
出来るだけ、原曲と楽器は同時に鳴らせて、かつそれぞれ別に音量調節が出来ると良いでしょう。
これらのことから、耳コピにおすすめな方法は
DAWで原曲を鳴らしながら演奏もしてもらう
というものです。
DAWというのは、PCなどのデバイス上で音楽や音声を編集するソフトの事です。
これを使えば、DAW内で原曲を鳴らしながら同時に演奏させることも可能です。初見だと音を鳴らすまでが分かりにくい事もありますが、後の項目で解説していきますので是非挑戦してみてください!
耳コピにおける「正解」の探し方
さて、耳コピのための環境は分かりました。
ここで、耳コピの「正解の探し方」についてのノウハウをお伝えします。
例えば、鳴っている音に対して偶然同じ音を鳴らせれば、音が調和して「合った」という感覚があると思われます。
この音は「オクターブ違いの”ド”を」鳴らしています。ユニゾンというやつですね
ここで以下の音源を聴いてみてください。
ものすっごい不快感ですよね…「早く終われ!」と言いたくなると思います。(逆にそれが心地いいと思う人も居るかもしれませんが)気持ちは分かります。
この音、見るからに(聴くからに?)「大不正解!」って言われてる気分になると思います。
ですが、実はこの音は「正解の音のすぐ隣(半音)の音」を同時に慣らしているんです。
つまり、この強烈な不快感が来た=正解は隣に居るかも!と予測できるんです!!
これが不協和音というやつです。音楽理論に明るくなくても聞いたことがある方は多いでしょうか。
今度は以下の音を聴いてみてください。
まあなんやかんや調和しているような気がしますよね?普通に聴きやすい。
これは”5度”という関係の音です。その間はなんと鍵盤6個!
つまり、調和して綺麗に聴こえるけど実はめっちゃ離れてる、という事もあるんですね。
実際に耳コピをする時は、こういった「複数の音を鳴らした時の聴こえ方」から、今の音が合っているのか探っていきます。
鍵盤にある音程の数は、1オクターブあたり12個。すべて試すのは面倒ではありますが、メロディそのものを覚えたり、予測した音程通りに演奏出来るまで試すよりは確実で楽かと思われます。
先ほど「あると便利な物」をいくつか挙げた理由が分かってきたでしょうか?
耳コピの準備をしよう! ~DAW・音源~
さて、ようやくやってきました!耳コピしていきましょう!(やっとか)
フリーBGMなどをお借りしても良かったとは思いますが、今回は耳コピがしやすいように簡単めなメロディを作ってきました。
割とセンスねぇ…(小声)
ともあれ、こちらでやってみましょう。
Googleドライブです。ただのWAVなので安心してください。
また、音声ファイルが手元にない場合、PC録音ソフトを使用して強引に作ってしまうという方法もあります。
グレーゾーン感ハンパ無いですが…
「Moo0 音声録音機」など、フリーでも色々あるので探してみましょう!(間違ってもその音声を再配布したりしないように!)
DAWの準備
ではまずDAWを準備しましょう。
「幾らぐらいかかるの?」と思われてる方。安心してください、無料ですよ。
しかも、「DAW 無料」と調べれば今やかなりの数がヒットする時代になっています。素晴らしいですね。
今回はその中でReaperというものを使っていこうと思います。正確には無料ではなく寄付性なのですが、「買ってください」というメッセージが出るだけで機能制限はありません。余裕があれば購入しましょう。
まず以下のサイトにアクセスして、お使いのOSに合うインストーラーをダウンロードしましょう。
ダウンロード出来たら、ダブルクリックして実行します。
一つ目の画面では”I Agree”を選択します。
二つ目ではインストール先を選びます。こだわりが無ければそのままでNext。
ここで何かポップアップ画面が出た場合は「はい」を選択してください。
するとこのようなインストール設定画面に移ります。特に何も弄らず、Installを選びます。
するとインストールが始まるので暫く待ちます。
Completedと表示されたら完了です!Closeを選び、”Run now?”と聞かれたら「はい」を選びましょう。あるいは、先ほどのインストール設定で作られたReaperのアイコンをクリックしましょう。デスクトップにあるはずです。
これでReaperが起動できました。お疲れ様でした!
とはならんのだ。
ここからはReaperの簡単な使い方の話です。
Reaperの基本的な使い方
少しややこしいところもあるので、今回は耳コピに最低限必要な情報だけとします。
起動するとこんな感じでグレーな画面に、英語で先ほど言った「買ってください」の表示が出ると思います。ですがこの表示は最前面に表示しているとカウントが5秒から減っていき、”Still Evaluating”を選べばそのまま使用できてしまいます。
はい、メインの画面にやってきました。
ではここに、楽器を挿入してみましょう。
左の方で右クリックし、”Insert new track”を選択します。
何か追加されましたね。これが「トラック」。一つの楽器パートを表します。
正確には複数楽器も鳴らせますがそれは割愛…
ですが今はまだ演奏者が居るだけで楽器を持っていません。持たせてあげましょう。
今追加したトラックの”FX”という部分をクリックしてください。
新たなウィンドウが出ました。これはプラグインという、楽器やエフェクトを選択して追加できる画面です。
今回はこの中で”ReaSynth(Cockos)”を選んでください。
これはシンセサイザー。即ち電子音を奏でる楽器ですね。
かなり簡素な物ではありますが、今回するのはあくまで耳コピなのではっきり聞こえる音源なら問題ありません。
パラメーターも今はそのままで大丈夫です。
さて、音源が追加できましたね。そうしたら一番始めの大きい画面に戻ります。
さっきのFXの画面は消しても消さなくても問題ありません)
上のメニューから”Insert”をクリック、その中から”New MIDI Item”というのを選びましょう。
先ほど追加したトラックの右側に、白い箱が追加されましたね。
この箱はMIDIといういわば「DAW用の楽譜データ」を入力する場所です。試しにダブルクリックしてみましょう。
新たなウィンドウが現れましたね。ここで演奏データを打ち込みます。
適度に窓を広げ、左側にある鍵盤を押してみましょう。
正しく設定されていれば、これだけで音が鳴るはずです。
そして右側に続く縞々の上でドラッグすると…
このようにバーが引かれます。これがいわば音符を表しています。
実際の演奏では、緑の縦線が右へ流れていき、さっきに引いた線と重なっている間だけ音が演奏されます。
人間用の楽譜よりよっぽど読みやすいですね!!(汗)クラシック系の方だと逆なんでしょうけども
さて、ここまでくれば基本操作編もほぼ終わりです!最後に、耳コピする対象の原曲を取り込みます。
これは滅茶苦茶簡単です。試しに先ほどGoogleドライブからDLした音声ファイルをReaperの画面までドラッグアンドドロップしてみてください。
はい。ぶち込まれました。簡単すぎる。
試しに画面中の色んな所に投げ込んでみたのですが、大体の場所が有効なようです。なんて楽なんだ。
ただし、先ほどシンセを読み込んだトラックではなく、その下にある方が望ましいです。重なっていると見づらい上に色々不都合なので。
ちなみにDAWで扱われる場合、音声ファイルはオーディオファイル、略してオーディオと呼ばれたりします
原曲も楽器も入りましたね。あと少しです!
まず、もし緑色の縦線がずれていた場合は、タイムライン部分の左端、「1.1」と書かれている部分をクリックして左端に合わせます。
そしたら、DAWで耳コピする時に特に重要なBPM合わせです。本来は曲を聴きながらメトロノームなどでリズムを探るのですが、今回は先に答えを言っちゃいます。
右下のBPMというところがありますね。これを「155」にしてください。
画面全体がキュッと狭まりましたね。これは、初期の120からテンポが上がったためです。
一度試しにここで鳴らしてみましょうか。
スペースキーを押してみてください。
なんか速いですね?
これはReaperの機能で、設定スピードを上げた時にこのオーディオファイルも加速したためです。余計な事を…
この機能が凄くありがたい時も勿論あるのですが、今は元のスピードにしたいので伸ばして遅くしましょう。
Altキーを押しながら、先ほどのオーディオファイルの右端へカーソルを持っていきます。
カーソルが「左向きの拳」になりましたね?これは「オーディオファイルの速度を変えながら伸縮させる」という機能です。
ここでドラッグアンドドロップし、タイムラインの5.1まで引き延ばします。
さてこの状態でスペースキーを押してみましょう!
原曲と、さっきMIDIに打ち込んだ音が流れたら成功です!
お疲れ様でした!!!
ともならんのだ(天丼)
やっとこれで「DAW上で耳コピ」が出来るようになりました!
ここからが本番ではあるのですがDAWというものが初めての方にはかなり大変だったかもしれませんね。一度、休憩でも挟んでこの後を読んでいただくのがよいかと。
実際に耳コピしてみよう!
さてDAWが初めての方も、それは扱えるという方も、
お待たせしました!耳コピに入りましょう!
といっても、ここでの耳コピ法はかなりゴリ押し感があります。
名付けて、「弾けぬなら 全部試そう 耳コピ」字足らず
要するに、1オクターブの中で音を片っ端から試していきます!
リズムを合わせる
まず最初はリズムを合わせます。先ほどのMIDIを編集する画面を出しましょう(ちなみにこういった画面を「ピアノロールビュー」と言います)
先ほどはテキトーに置いたのでリズムからずれています。なので原曲を確かめてリズムを合わせましょう。
原曲があるトラックを選択して左の方の「S」を選択すると、原曲だけを流せます。「ソロ」ということですね。
その状態でまたスペースキーで確かめると?
曲の頭からメロディが始まっていますね。またその後も、「タン、タン、タン、タン」と一定のリズムで進んでいます。
ではピアノロールを合わせていきます。
先ほど打ち込んだバー(ノートと言います)の真ん中をドラッグアンドドロップすると、上下左右に動かせます。
ひとまずC4に置いておきましょうか。
では次に、そのノートの右端を左右にドラッグしてみましょう。
ここでは長さを変えられます。(左端でも変えられます)
「これぐらいかな?」という長さに出来たら、今度はCtrlを押しながらノートをドラッグアンドドロップ。
これで複製できます。取り敢えず4つにしましょう。
ここまで来たら一度テストしてみましょうか。左端から再生してみましょう。
「なんか違う…」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
考えられる原因の一つに、使っているシンセの音が「ずっと同じ音量で鳴り続けているから」というのがあります。
同じ音を連打する場合、音量の減衰などの変化がないと、連続で鳴っているのか鳴り続けているのかの差がなくなります。ここでは「ノートの後ろ側を若干短くする」という方法で対策してみましょう。
右クリックで範囲ドラッグ、またはShiftかCtrlを押しながらノートをクリックすると複数選択できます。
この状態でノートの右端をドラッグして縮めます。
どうでしょうか?原曲と同じリズムになりましたか?
ならなかった場合、例えば「4分音符と2分音符を間違えた」といったこともありますね。実のところかなりあるあるなミスなので気にせず正しい長さに合わせていきましょう。
あとは同じ要領で4小節全体のリズムを合わせます。
メイン画面のMIDI Itemの右端をドラッグして、4小節に伸ばしましょう。
なんか明らかにループしてるような状態になりましたね。
これもReaperの便利機能ではあるのですが、今回はループしていないので
「4小節で1ループ分」ということにしたいと思います。
またピアノロールに戻ります。
2小節目の頭あたりにある、ちょっと太い緑の縦線を右へドラッグしましょう。
はい。これでループを1小節から4小節に出来ました。では続きを打ち込みましょう。
最終的にこんな感じになったとリズムのコピーは完了です。
お疲れ様でしたとは言わないヨ
ここからが怒涛の音程コピーです!
最初の音程を合わせる
まず最初の音程を合わせましょう。
ここで生きてくるのが「一部分ループ」です!
メイン画面でもピアノロールでもいいので、タイムラインの上の方、小節数などが書かれている部分にマウスを持って行ってください。
カーソルがテキスト用になった辺りで横へドラッグすると…?
ドラッグした範囲が明るくなりましたね。
この状態で左下のぐるぐるしたマークを押します。
この状態で再生すると?
この範囲だけでループしましたね!
これが耳コピではかなり助けとなります。
1小節ループだけでなく、2拍・1拍と短くすることで、かなり限られた音だけを聴けるのでより目当ての音に注目しやすいです。
この状態で、最初の音を半音ずつ上げていってみましょう。
このような感じで「今探している音から後ろ全部」をずらしてしまうのもありだと思います。(理由は後述)
また、初期の音色ではプレーン過ぎて調和したのかどうかわかりにくいかもしれません。その時はさっきのFXを押して、シンセの設定を変えましょう。
下から6番目のスライダー”Square mix”を右へもっていくと、音が明るくなります。(同時にコンビニっぽくなります)
この状態で半音ずつ上げると、どこかで「滅茶苦茶気色悪い音」になると思います。
この辺りでかなり気持ち悪くなると思います。
ですが先ほども言いましたね!?そうです!ここが一番のチャンス!
試しにもう半音上げてみましょう。
キター!
音色こそ違えど、音程は違和感なく合いましたね。
そして、1小節目をループしていると、最初以外の音もいくつか調和するのが分かると思います。
つまり、調和している音は同じ音程という事です。
簡単になる様に意図的に同じにしました感謝してね☆
続く音も合わせる
いくつか調和しているとはいえ、調和してない音もあるので合わせていきます。
後ろの方からずれている気がするので、ループの頭を3拍目にします。
分からなくなってきたら、一度原曲を「S」でソロにして音程を確認するのも効果的です!
4拍目で鳴る二つの音は、一度下がった後に上がっていることに気づけたでしょうか?
ではその通りに動かして試しましょう。
この時に、先ほどの「後ろ全部ずらす」やり方が生きてきます。
全てが直前の調和していた音と同じになっているので、そこから下がっていれば下へ、上がっていれば上へ動かせばいいんです。
今回は二つ下げたレ(D4)で調和しました。いけずなメロディにはしてないです
すると今度は1小節目ラストの音が違う気がしますね?本来はもっと高そうです。
いくつか上げた所、ソ(G4)で調和しました。結構飛びましたね。
やっぱりいけずかも…
こんな感じでコピーしていきましょう!ハイ頑張って!
ゆっくりにして耳コピする
もし「速くて分からない…」という時は、最初にBPMをあわせた時の逆をしましょう。
例えばBPMを120まで遅くするとします。
このReaperならBPMを120に書き換えると…?
はい。MIDIもオーディオもBPM120に合わせて減速しました。
この機能のありがたさが分かって来たでしょうか?
本当は僕もかつてReaperがメインだったのですが、合わない所が多くて変えた過去があります。でも今見るとやっぱり優秀
完成!
最終的にこんな感じになると思います。
赤い丸が付いてるのは気にしないでください。操作ミスで勝手につきました…
まとめ
どうでしょうか。実際に耳コピをしていくと意外な発見が色々あったのではないでしょうか?
「ここって同じ音だったんだ」とか「そんなに大量の音は使ってないんだ」とか。
或いは、ちゃんと正確に取れなくて「そこそうだったのかよ!」と思った人もいるでしょう。
これが耳コピをすることで得られる大きな収穫です。僕の場合も、一切耳コピせずにいきなり楽譜を見て弾いた時は得られなかった学びや悔しさを経験しました。
特に、音を上下させていたら実は動いていなかった時。例えば「ラ・ソ」と動いていると思ったら、「ラ・ラ」と同じ音を続けるのが正解だった時などですね。3杯のコーヒーを飲み比べて別々の銘柄を答えたら、全部キリマンジャロと言われたような気分でした(ごちうさ参照)
最初は何十曲とうだつの上がらない耳コピを繰り返すこともあると思います。特に、ボカロ系・東方project・リズムゲーム曲・シンガーソングライターの歌、辺りは難易度が高めな印象があります。 チョイスがワタシの趣味全開である
逆に難易度が低いのは、童謡・アイドル系、あとは同じボカロでもネタ寄りでゆっくりな曲は簡単な傾向にあると思います。
ですがこういうのは好きな曲で挑んでも良いと思います。最近は楽譜の販売や、個人がピアノなので再現したアレンジを、楽譜やピアノロール付きで動画化して投稿などされていますから、答えも充実しています。
言い換えるとそれは耳コピしなくてもメロディが分かるという事でもありますが…。それでも耳コピはさっき上げたような収穫がたくさんあります。
この記事を参考にして皆さんもぜひ耳コピにチャレンジしてみてください!今まで全然合わなくて挫折しちゃった…という方にとって、再チャレンジする勇気を与えられたら、この記事を書いた甲斐があるというものです。