ボカロ・J-POP・EDM…作曲初心者に必要な最低限のアプリ・ソフト・機材を紹介します!

皆さんごきげんよう。IWOLIです。

今回は作曲を始めてみたいという初心者が、

まず何から揃えれば良いかについて解説します。

作曲をやったことが無いという方にとっては、

どこで何をすればいいかって結構イメージしづらいと思います。

ピアノでどうこう弾くのかなーとか、ギターで弾き語りするのかなとか、楽譜を書けなきゃいけないのかな…とか…。

試しにggって見つけたサイトでも、

いきなりコード理論とか音作りの話をされても、

「だからそれをどこでどうやってやるんだよ!?」って感じではないでしょうか。

しかし調べてみると、やれDAWだの音源だの…

モニタースピーカー・ヘッドホン・マイク・インターフェース・MIDIキーボード・ギターなどなど…

今こう思いましたね?

「作曲したいのに金ねーじゃーん!

新参に優しくしてくれよー!」って

先に結論言っちゃいましょう。

そんなにたくさんは要りません!

今回は本当に最低限に絞り、

「これさえあれば作曲始めるだけなら大丈夫!」

というものを具体的に紹介していきます!

DTM-デジタルで曲を完成させるのが当たり前の時代

※ここではそもそもの「DTMって何?」から話します。

そこは頭に入ってるよ!という方は次の章からご覧くださいな。

まず作曲は何をするのかも全くわからん!という方に説明しておきたいのが、

”DTM”という言葉です。

DTMとはDesk Top Music”の略で、

卓上で音楽を作ったり音声作品を編集することを指します。

デジタル、コンピューター技術の発展により今となっては

世に出回っている音楽だいたいDTMで生まれたと言っていいでしょう。

”DTM”でggってもこれに関するサジェストが大量に出たり、

DTMで作曲する人を”DTMer”と言ったりもしていますね。

バンドの生演奏や弾き語りなどの例外はあれど、

今、音楽活動や作曲がしてみたいならDTMを通るのが最も確実で無難でしょう。

DTMについて分かったところで、必要な物をみていきましょう。

作曲に必要な本当に最低限の物たち

では早速作曲(DTM)に必要なものを挙げていきます。

  • デジタルデバイス:PC(またはタブレット・スマホ・ゲーム本体)
  • 作曲・音声編集ソフト:DAW
  • スピーカーヘッドホン

本ッッッ当に要素を削ればこれだけありゃDTMは可能です。

あ、まあもちろんPCモニターとかマウスとか(PCを操作するQWERTYの)キーボードとかは要りますけどね!

ただ流石にこれだけだと厳しい場合があるので、

多くの場合はこちらも要るでしょう。

  • 音源(楽器)・エフェクト:プラグイン

また今回は、作曲の始め方でいろんな人が挙げるけど、

それは本当に初心者にとっても必須なのか?ということについても解説します!

ありがたき哉、無料DTM

といってもこれらのうちソフト、即ち本体が存在しないものについては、

ありがたいもので無料で配布されているものも相当たくさんあります。

無料で手に入るものがある場合についても解説していきますので、

「駆け出しで続けるかわからないのに出費があるのはちょっと…」

という方も見てみてくださいね!

PC(タブレット・スマホ)

まずは何といってもDTMを行うためのデバイス

基本はPCですが、その他タブレットスマホなどですね。

流石にこいつがなければDTMは成り立ちませんから。

ただちょっと曲者なのが、DTMというのは割とPCスペックを食うというところ。

要求スペックはどれくらい?

PCスペック的に、DTM専用PCじゃなきゃ無理!というほどではないですが、

流石に文書編集だけとか、ネットブラウザを見る以上のことを想定していないレベルのスペックだと厳しいでしょう。

だいたい、CPUがIntel Core i5 以上、メモリが8GBは必要かな?と思います。

といっても結局はやる内容次第、

例えばソフトや後述する音源などをどれだけ使うかによっても変わるので、

お持ちのデバイスで動くかどうかまずは試してみるのが良いと思います。

僕に至ってはずっとゲーミングPCですからね!(それでいいのか)

PC以外でもできる?

またPC以外についても候補を挙げていますが、

単刀直入に言えば、不可能ではないが非推奨といったところでしょうか。

PC以外の端末を使った場合、要求スペックの都合のほか、

本格的に活動している方はたくさんのデバイスを接続するわけなので拡張性が必須だったりします。

タブレットやスマホじゃあ差し込み的に、USBやらオーディオデバイスをグサグサ大量に差すことはできませんよね?

どうでもいいですがイヤホン差し込みが消えてiPhoneを選んだのを盛大に後悔したのは僕です。

一見、初心者なら関係なさそうに見える問題ですが、

こういった上級者たちの傾向からか、PC以外のデバイスについては、

DTM界隈は消極的に思われます。

例えばソフトの選択肢が少ない扱いが難しい、情報が少ないなどの問題が発生しやすいでしょう。

もちろん試しにお持ちのデバイスにインストールしてみるのも良いと思います。シンプルに楽しいです。

ただもっと色んなことがしたくなった時には、

PCでのDTMを考えた方がいいでしょう。

番外編:ゲームで作曲!?

更にイマドキはゲーム機で作曲なんてのもできちゃったりしますね。

意外と古くからあった概念ではありますが、

今ではNintendo Switchでフツーに作曲できちゃいます。

若くしてボカロ界を引っ張る存在になったKanariaさんも、

先日こちらで作曲する配信をされていましたね。

こちらもスマホなどと同様、PCほど本格的なことはできないけど、

入門編としては十分アリなのではないでしょうか?

DAW

さてお次は”DAW”というもの。

DTMとイニシャルが同じでごっちゃになりそうですが、こちらは

”Digital Audio Workstation”の略で、

デジタルで音声に関する作業場」、即ち編集ソフトですね。

イラストにおけるCLIP STUDIO PAINTやPhotoshop、GIMPなどの画像・イラスト編集ソフト、

動画におけるAviutlやPremiere Pro、DaVinci Resolveなどの動画編集ソフトにあたるものですね。

普通に「音声編集ソフト」でいいじゃん!って話なんですが、

何故か音声・音楽だけは”DAW”ダウまたはディーエーダブリュー)と呼ばれています。

さしずめDAWは、空のスタジオに近いからでしょうか?

例えば動画編集ソフトなら、動画ファイルを読み込めばすぐに編集ができます。

イラスト・画像に至ってはペンツールなどで白紙の上から描画できますね。

一方のDAWというのは、それ単体はあくまでも、

様々な音声ファイルや楽器(プラグイン音源)を読み込むための場所に過ぎず、

DAWそのものは基本的に音を発しません

どうやって音を発するかについては後述します!

そしてこちらには幸いながら、無料ソフトもたくさんあります

意外と高機能なものも無料で使えたりするのがありがたい所。

こちらの詳しい紹介はまた別の記事で!

誤解招くからホント勘弁して…

ここで一つ声を大にして注意喚起しなければいけません。

先ほど述べた通り、DAWソフトというものは本来音を発しません。

あくまで色んな音を編集する作業場に過ぎないのですが、

「DAW おすすめ」などでggって

色んな(音楽特化ではない)サイトのランキングなどを見ると、

何故か全く持ってDAWとしての機能持たないソフトがランキングにねじ込まれているケースがあります…。

何故Studio OneとGUMIを同列に扱った…。

言うなればこれは、「作家事務所”A”とボーカリスト”C”、どっちがすごい?」と聴くようなかなり無意味なことですし、

DAWを買って作曲できる環境を作りたい所なのに、

ボーカロイドを買ってしまっても全く意味がないです。(後述します)

本当に誤解を招くのでやめてほしいんですが、

せめてここに来た人だけは間違えて買わないでくださいね!

なんなら最初は無料で済ませときましょ!

スピーカー・ヘッドホン

スピーカー・ヘッドホンが必須になってくるのはまあ当然ですね。

音が聴こえないようじゃ音楽編集はどうにもなりません。

ただここでどれだけ高価だけど高性能なものが要るかは、

その人の目標次第になってきます。

多くの先輩DTMerたちがここの解説で、

「DTM始めるならモニタースピーカーモニターヘッドホンは確実に買え!」といった話をされていますが、

正直なところ、ホンマに初心者にも必須なんか?というのが僕の感想です。

モニタースピーカー・モニターヘッドホンってそもそもなんぞ?

モニタースピーカー・モニターヘッドホン

聞きなれない言葉の並びかもしれませんね。

これらは一見普通のスピーカー・ヘッドホンですが、

一番の特徴が脚色の少ない純粋な音を鳴らすことです。

一般的なものだと、リスナーが心地よく聴けるように様々な工夫、味付けがなされています。

また予算の都合上、簡易的で最低限の音だけを鳴らすものもありますね。

例えば同じ曲を、PCのスピーカーから聞くか、

スマホのスピーカーかはたまたイヤホンか、車のスピーカーか…

聴く場所・デバイスによって若干聴こえ方が変わったことに気づいたことはありませんか?

またある程度音楽にこだわりのある方は家電量販店などで、

たくさんあるイヤホンやヘッドホンなどをたびたび付け替えながら、

自分好みの1個を探したことがあるのではないでしょうか?

これらがまさに、それぞれのスペックや好みに合わせて設計された結果です。

モニタースピーカー・ヘッドホンの場合はこれらの影響を可能な限り排した、

純粋なその音声の真の音を鳴らせることを目標に作られています。

その分、まともな性能のものを求めるなら最低でも2万円近くする場合がほとんどで、

それ以下だと原音が忠実に再現されていないことが多いです。

ホントにモニタースピーカーは要る?

ではそんな2万前後するデバイスが無ければDTMは始められない・始めてはならないのか?

ハッキリ言います。別に無くて大丈夫です。

無くていい最大の理由、それは

みんな最初はそんな違いが分からない所から始めるからです。

世の「作曲を始めてみたい」と思う人のうち、

どれだけの人が音響機器の違いや、作品の音源の不出来を聴き分けられるでしょうか。

人によっては、作ろうとする時点で多少分かるでしょとか、

分かってから始めろと思う人もいるかもしれません。

ですが僕は、始めるレベルはどんな状態でも良いと思っています。

繰り返し音楽をやっていくうちに分かればいいし、

良いものを使わないといつまでたっても違いが判らず成長できないというなら、

別に成長するのが義務でもないですから。

実際に過去に聴いてきた、趣味の同人活動として作られた楽曲によっては、

お世辞にもバランスが良いとは言えないような、

「ちゃんと低音聴ける環境で作ったんだろうか?」と疑いたくなる物も存在しました。

でもそれが有った所で何か問題が?

最初から良いものを作ろうとか考える必要はありません

一番初めくらい、持っているやっすいイヤホンでとりあえずなんか作ってみて、

自分が「作曲楽しい!」と思えるかどうか試すくらいいいではありませんか。

音源・エフェクト

必須になりがちな物の最後が音源プラグインです。

これで作曲する時の、肝心の音を鳴らします。

先ほどから話している通り、DAWだけでは基本的に音は鳴りません

そんな空のスタジオには持ち込む楽器や演奏者、音そのものが必要ですね。

またその音を加工する機材も必要になる場合がほとんどです。

これは大きく以下の、

  • サンプル音源
  • プラグイン音源
  • プラグインエフェクト

の三つに分けられます。

サンプル音源

最もシンプルなのがサンプル音源です。

サンプルとは音を録音したwavなどの音声データそのものです。

ドラムの単発の音もあれば、ギターをかき鳴らすフレーズもあるし、

ボーカリストのアカペラもあります。

基本的にこれらは楽曲での自由な使用が認められており、

世界中で多種多様なサンプルが販売・配布されているため、

このサンプルだけをたくさん鳴らすだけでもそれっぽい曲を完成させることすら可能です。

また実際の演奏を録音したものなら、後述のプラグインに比べ、

より生音らしい自然な音を楽曲に取り入れやすいですね。

本当に生音なんだから当然なんですが。

欠点としてはそのフレーズや音色・ピッチで出来上がってしまっているので、

そこから何か大きく変えるような、

例えばギターのコードを変えるような加工困難な点といえます。

プラグイン音源

サンプル音源と対をなすような存在がプラグイン音源です。

プラグイン・インストゥルメントという方が一般的でしょうか。

プラグインとは元々コンセントのような差込口ということ。

これがDAWなどのソフトウェアの世界では、

機能を拡張するために追加するもの、という意味になります。

それのインストゥルメント、即ち楽器です。

サンプルとの大きな違いが、楽器そのものであること。

録音データではなくその楽器と演奏者が居るような状態なので、

作者の思い通りに自由度高く好きなフレーズを奏でさせることができます。

演奏はMIDIデータという形式で、

  • どのピッチを
  • どれくらいの長さで
  • どんな強さで

といった情報を指定します。

このインストゥルメントも種類は様々で、

ピアノ・ギター・ドラムなどはもちろん、楽器ではないのにコーラスの声が出せるものもあります。

コーラス・クワイア系音源は、

後述するボカロ系の簡易版、なんて言い方も…できるかもしれません。

サンプル音源より大きな自由度が何よりのメリットですが、

その分音の自然さ、生演奏っぽさといった点で劣ったりします。

特に歌が顕著でしょうが、これはさらに後述!

ちなみにプラグインとしてDAWに差さない

単体で音源として機能する対照的なソフトは、

スタンドアローンと呼ばれます。

プラグインエフェクト

最後のエフェクト、これは自らは音を発さず、

今なっている音に差すことで加工を施します。

最初のうちは恩恵を感じづらい存在ではありますが、

後々必要になる時が来るでしょう。

DAWとかに比べると必須でもない理由

「多くの場合は必要」などよくわからない説明をしてきたこの音源ですが、

こういう必ずしも必要と限らない理由は、

DAWに音源が備え付けられている場合もあるからです。

これは特に有料DAWに顕著で、

物によっては結構高性能な音源が入っていることもあります。

ただし、完全無料のDAWや有料DAWの無料版・体験版などでは提供されないケースもあるため、

こちらも探すつもりで考えた方がいいでしょう。

番外編:ボカロ系音源

このサイトではボカロに関する話も多いので、

「ボカロ曲が作りたい!」という方も多いかなと思い補足します。

ボカロ作曲はどうやって始めたらいい?

まずボカロ曲を作る場合にすべきことは

やはり「ボカロを手に入れる」と言うのが必須になりますが、

説明しておかなければならないのは、

ボカロという単語で括られる存在がすべてVOCALOIDではない」

ではないことでしょう。

「ボカロ」という言葉は確かに、初音ミクやMEIKOで知られる、

”VOCALOID”という、歌詞の通りに歌ってくれるソフト

の略称から来ていますが、

今やそれに類する別のソフトが多数生み出されています。

何なら今は初音ミクすら”Piapro Studio”というソフトで歌います。

これらは総称して「歌声合成ソフト」と呼ばれています。

その中で特にセンセーショナルだった”VOCALOID”から、

界隈全体の呼称が「ボカロ」になっているということですね。

そしてこの歌声合成ソフトは、それぞれ対応しているライブラリ

即ち利用可能な声が違います

初音ミクV4XならPiapro Studio可不ならCeVIO AIといった感じです。

もし「〇〇に歌ってほしい!」というビジョンがあるなら、

対応したソフトを間違えないように気を付けましょう。

またVOCALOIDはさすがに無料ではないですが、

歌声合成ソフト全体であれば無料のものが幾つかあるので、

そちらで挑んでみるのもいいですね!

「初音ミクだけで作曲出来る」という勘違い

先に注意書きをしているのでもう大丈夫かもしれませんが、

念のため言います。

初音ミクだけで出せるのは歌声だけです。

曲全体は作れません。

それはボーカル・ギター・ベース・ドラムを、

全部ひとりにさせるような無茶ってもんです。

アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』9〜最終話感想|なついたる

その昔、そんな初心者あるあるな勘違いを揶揄した歌があってだなぁ…

【初音ミク】DTMってなぁに?【オリジナル曲】

ネタっぽく言ってますが割と、

何も知らずに片足を突っ込むと踏み抜く地雷だと思うのでお気をつけて!

ストップ!ゲーミング虹夏!

ボーカルサンプルとの混同

またこちらの混同も多そうです。

さっき上げたサンプル音源の一つとして存在する、

ボーカリストの歌声を録音した「ボーカルサンプル」と、

ボカロ系の「歌声合成ソフト」との混同です。

前者のボーカルサンプルはご本人が歌ったものなので、

滑らかな抑揚、心地よい揺らぎ、はっきりした発音など、

とても自然な音源になっている一方で、

好きなようにメロディ歌詞を指定することはほぼ不可能です。

ボーカルサンプルで生み出すメロディ:ボーカルチョップ

そんなオリジナルの歌を歌わせるのに不向きなボーカルサンプルを、

細かく切り刻んだ物ピッチを変えることで強引にメロディを奏でてしまうテクニックが存在します。

これをボーカルチョップと言い、ダンスミュージック界隈、

特にFutureBass(フューチャーベース)系では本当に頻繁に見かけます。

ただしこの手法ではピッチの変更などにより、

元の声質とはかけ離れた音色になるため、

やはりボカロ系とは大きく異なったものになります。

だが、それがいい

対する歌声合成ソフトは、ボーカルに必要な子音・母音ライブラリとして収録し

指定したピッチや発音を自由に指示して歌ってもらうことができます。

これがあったからこそ、「自分が歌えなくてもこの子が歌ってくれる」という動き、

ボカロ界隈が生まれたわけですが、

人間が歌った時に自然発生するゆらぎなどが表現しにくく、

どうしても機械的になってしまいがち、というのが長年の課題でした。

AI技術の進化により、CeVIO AISynthesizer Vなどの、

人かソフトか分からないレベルの歌声というのが生まれてきましたね。

と言っても、特に初音ミクが生まれた2007年から数十年の間で、

「これはこれでいいじゃん」という流れが生まれたため、

初音ミク特有の機械っぽさ、たどたどしさが逆にいいとも言われますね。

ともあれ、同じ「ボーカル」という単語で混同してしまいがち(というかその勘違いに対する説明記事を見たことあるくらい)ですが、

これらは全く別の目的で使われるものですのでご注意ください。

無くてもいいけど有ると助かるもの

最後に、多くの先輩DTMerたちが「これが要る!」と言いがちなものについて、

何故それがあるといいのかをいくつか解説します。

モニタースピーカー・ヘッドホンはすでに語ってしまっているので割愛

マイク

まずマイクから説明しましょうか。

と言ってもこれは分かりやすいですね。

そのまま、カラオケとかで音を撮るマイクです。

自分で歌ったり演奏したものを楽曲に使う場合に必要なほか、

思いついた鼻歌をメモしておきたい時にも使えますね。

と言っても後者の目的ならスマホのボイスメモでも十分かな?という気がします。

前者でこそ確かにそれなりのものは必要になってきますが、

初心者で録音して作曲に活かしたい場合は、

それ無しで作る場合よりかなり手間が掛かるのは覚悟した方がいいでしょう…。

DTMで作曲するのなら説明した通り、

DAWの中で使う音源があれば、PCなどのデバイス内だけで、

1曲丸ごとを完成させられてしまうため、

マイクは無くても大丈夫です。

アナザーランドも全部マイク無しで作っておりますのでb

あと蛇足ですが、

「思いついたけど忘れてしまいそうなメロディは使わない。本当に良いメロディは忘れない」という言葉を聞いたことがあります。

僕は割とこれを頼りに、絶対に忘れない印象的なフレーズ以外は、

あまり思い付きでは使わないですね。

DAWで実際にMIDIを打ち込みながら捻り出すことの方が多いです。

何なら思いついた印象的なフレーズさえ、

実際に打ち込もうと思ってもどの音が正解か具体的には分からなかったりするのを

地道にポチポチと探っている時間があります。

このやり方でやれ!とは言いませんが、参考までに。

MIDIキーボード

お次は同じ入力デバイスのMIDIキーボード

これはさっき話にあった、MIDIデータで演奏させる

プラグインインストゥルメントへの指示を簡単にするものです。

ピアノやシンセサイザーなどの鍵盤と見た目は似ていますが、

これはあくまでPCに演奏情報を送るコントローラーに過ぎないため、

これ自体は音を発しません

これが無いとMIDIデータの打ち込みはマウスで行うことになり、

結構面倒だったりもしますが、

MIDI鍵盤がある程度弾ければ、曲を流しながら直感的に音を鳴らしつつMIDIを打ち込めて、

ズレたところだけ後で修正すれば作業を高速化できます。

また音源を選ぶ時に、鍵盤を叩くことでキーボード&マウスに比べ

素早く音色確認が出来るというメリットもありますね。

ただ、こちらも安い買い物ではないことと、

初心者の段階で高速化直感的な操作のためだけに何千円の出費をするか?と考えると、

特に学生さんにとっては重い決断だと思います。

この辺りも、お金があったり、効率をよくしたいと思い始めてからでもいいでしょう。

何なら著名なボカロPが全然MIDI鍵盤を使わないという逸話もあるくらいですから。

かいりきベアさんの場合。グリッサンドにしか使わないのはやはりギタリストだから馴染まないのか…?

柊マグネタイトさんの場合。ミニマリストが過ぎる…。

 

まあ僕もまだ持ってないんですけど(メズマライザー Remix制作時点)

オーディオインターフェース

さて、多くの人にとってたぶん聞きなれないであろう単語がきました。

オーディオインターフェース、これは音声情報とコンピューターを繋ぐ役割をする存在です。

そもそものPCやスマホにも、これの簡易版が備わっているからこそ音の再生や録音ができるのですが、

備え付けのものは性能が低かったり、音楽制作で使う端子が使えなかったりと色んな不都合があります。

オーディオインターフェースはそんな音に関する仲介機能に特化したデバイスです。

例えば、マイク・スピーカー・MIDI鍵盤など、音に関する機材を片っ端からぶっ差すことで、

音の遅延や音質を改善することができます。

ですがもう御察しですね。

最初っからそこまで求めてねぇッ!

ということでこれも後回しです。

何ならそこまで音とかいう「どれだけの人が認知できるか分からない部分」へ拘り抜いた所で誰がその恩恵を受けるんだ?

というのが僕の持論です。

無意味では全くないが、本当に自分がしたいこと届けたい物や相手を考えれば、

何が必要なのかは自ずと分かってくるのではないか、と思えてなりません。

ギター・ピアノなどの楽器

最後に楽器そのものですが、

もう説明不要ですね。

やりたきゃやれ!無いなら後で!

確かに、出来るんならやった方が質は上がるかもしれません。

ただ最初からこれを必須だと思う必要はないです。

まとめ

ということで、なかなか長尺(?)になってしまいましたが、

作曲を始めるのに必要な物について纏めてみました。

こういう所について、初心者目線でぶっちゃけたことを言う人は、

界隈を見ていると相当少ないように思われます。居るには居る。参考になります。

やはり何かに特化して取り組んでいるとかつての感覚が鈍ってしまうとか、

場合によっては最初からある程度の感性があるせいで”初心者”が分からないということもあるのでしょう。

そんな情報で尻込みしていた方が少しでも一歩を踏み出すきっかけになれたらうれしいです。

またこれは完全に余談ですが、

どんな界隈にも「にわか・新参が来て全体のレベルが下がる方向性が変わってしまうことを恐れる層」というのは存在し、

DTMの世界にもその類の人は居て、今回の記事のような内容に異議を唱えるかもしれません。

ですがそんな時は、

「自分たちが自分の道を進んでいればいい」

そう思ってみるのはどうでしょうか。

新参、初心者たちは自分なりの道を開拓し、少し先を行く自分は自分の道を行く。

時には抜かされ、時には追い越す。

そうやって、各々がクリエイターの道を歩みたいように歩めたら素敵ですよね。

そいでは、オヤカマッサン~

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