Hardcoreのサブジャンルを紹介!~超スピード系

ハードコア!タノシー!ハードコア!タノシー!ハードコア!タノシー!(超高速

失礼、止まりました。

改めて皆さんごきげんよう。IWOLIです。

Hardcoreのサブジャンル紹介、最後を飾る今回!

ただでさえ速いHardcoreの中でも特に超高速なジャンルたちをご紹介します!

そのBPMは「最低でも200」!!超スピード!?!?

前回のハード系がそのまんま恐ろしいスピードになったような曲もあるので、

耳が弱い方っ!鼓膜のスペアは十分か!

例によってこちらの記事ではHardcoreの前提は省いているので、

まだ知らないという方はこちらから!

最速の4つ打ち電子音楽、Hardcoreって何?

さぁ行くぞォ!これが世界最速のEDMだ!!

Speedcore

BPM200を超え出したHardcoreの中でやはり真っ先に名前が上がるのがこれ!

Speedcore!

このジャンルは「最低でもBPM200」と言われる高速ジャンルの王道です。

実際にはBPM300とか500とか…

最早速いのかどうだか分かんなくなるようなこともあるくらいの速さです。

例えば「これぞSpeedcore!」な曲がこちら

むしろ「八分音符でキックを連打している」と言われた方がしっくりきますが、

これがむしろSpeedcoreでは常套手段だったりします。

また今回はもう一曲ご紹介します。

こちらは八分音符ではないパートも多いですが、その分純粋な速さを感じます。

またm1dyさんのようなキックのみを聴かせる曲もあれば、

Kobaryoさんのような色んなパートで華やかさと激しさを両立したような曲もあります。

ちなみにどちらも日本人!音ゲー人気の影響なのでしょうか??

このような、ザ・Speedcoreな曲もあれば、

SpeedcoreBPM200を大きく上回る曲たちの総称的に使われることもあります。

そちらも順に紹介していきますね!(Frenchcoreは多分違うけど…)

Frenchcore

Frenchcoreは他と違った固有の低音が特徴です。

速いキックの後ろから「ブゥオオオオ!」と湧き上がってくるような、

キックベースというものが使われます。

BPMが200前後と、超スピードだけど踊れる絶妙なテンポ感もあり、

低音のグルーヴがとにかくアガる!

参考にはこちらを!

USAOさんは日本を、いや世界を引っ張るFrenchcoreの名手!!

どの曲も超ノリノリでサイコーなので是非このMIXで踊り狂ってください!!

このFrenchcoreキックとも言われる重低音は、「ベースと一体化したキック」という事でキックベースと言われるのですが、

別々に作られることもあって個人的には「本当に一体化してるのか?」と疑問に思ってたりします。

これを聴いたあなたはどう思われるでしょうか?(自信ない)

Uptempo Hardcore

Speedcoreと何が違うねん?と思われたと思いますが、

聴いてみると確かに幾つか違いが見えます。

ここでまずは一曲。

うるせぇ!!

とんでもない音のキックとベースです。

どうも、Speedcoreはリズムの倍取りでBPM500越えも多いのに対し、

Uptempo HardcoreBPM300までには収まっているケースが多そうです。

またKobaryo氏などが得意とされるメロディックさもなく、

とにかくキックのアタックとテールを聴け!と言わんばかりの雰囲気です。

また、調べた感じだとこれより遅くてもUptempo Hardcoreとして一緒にされているケースがある様に見受けられました。

例えば、以前に掲載したVSシリーズの続きです。

人体模型がDJしてる…

左下の表示を見ても、Uptempo Hardcoreでも加速してないケースが複数見られます。

減速はせずとも、三連符を使ってスピード感は落としている曲もありますね。

Uptempo…いったい何なんだろう…

一つの可能性として、

Nu-Style Gabbaや(実際は別ジャンルの派生ですが)Hardstyleと比べてという事なのかもしれません…

Terrorcore

BPM200~BPM300の領域には

Terrorcoreと呼ばれるジャンルもあります。

こちらはテンポこそUptempo Hardcoreと近いですが、

不安感を煽るような音や、悲鳴のような音色が入るなど、

名の通り恐怖を感じさせる曲調も特徴ですね。

例えばこんな曲。

すっげぇうるせえしはえーしこええ!

マジでそうとしか言えないようなジャンルです(汗

 

といいつつ、合わせて頭を振るIWOLIなのでした。

Chaotic Speedcore

先ほどのSpeedcoreから派生し、

ジャンルの変化やBPMが途中で半分になるなど、とにかく展開に富んだ

まさに混沌、真の姿がつかめないSpeedcoreです!

途中でテンポが半分になったりメタルが始まったりと

次に何が来るか分からない曲」になっています!

さしずめ、こういった激しい展開や複雑な変化が好まれる

音ゲーで好まれ開発されたのかな?と考えています。

一方でChaotic Speedcoreとは呼ばれない様ですが、

どう聞いてもそう呼んで差し支えないようなSpeedcoreも存在します。

う わ で た

ジャンルの変化だけでなく、常軌を逸した変則リズムなど、

とにかく「音ゲーマーに絶対に初見では付いて来させない」という強い意志を感じます。

t+pazoliteさんが得意とされるこういった、

変なリズムのSpeedcoreは、

Chaotic Speedcoreに属さなくとも

一種の派生ジャンルと呼べるのではないでしょうか。

Splittercore

Speedcoreの中でもさらにキックが加速し、

BPMが800を超えた物Splittercoreと呼びます。

この辺りになってくると人間の認知できる速度の限界に近い!

何せBPM800ともなれば一分間に800回

即ち1秒で13回以上キックが鳴っているわけなので、

サウンドは最早肩たたき機がぶっ壊れたような状態です!

こちらもこのMIXでお聞きください

サムネ「アーメン鼓膜」

※最初の曲がまだBPMが遅く、Speedcoreに収まっていたので飛ばしたところから始まります。

最早キックではない…w

でもこのとんでもない密度の低音…個人的には実は好きだったりします(o´▽`o)

そして人知を超えたスピードへ…

さて、Splittercoreでもう人間にとって限界のスピードに達しました。

それでも、まだ加速させようとしてしまう人ってのが居るんです…

ここまで来ると最早音楽ではなくなってくる側面も強いので、

一気にまとめて紹介します。(参考曲が無さすぎる…)

BPM1,200~3,600:Suizidecore

BPM3,600~15,000:Extratone

BPM15,000~1,200,000:Supertone

BPM1,200,000~:Hypertone

馬鹿じゃねぇの……(本音)

これらがどのように変化していくか、分かりやすい比較動画を紹介します。

Mr.インクレディブルである必要はないんだけど

今まで紹介した物も含め、如何にトチ狂っているかが分かりますね…

一部、各ジャンル間の基準BPMが違いますが、

人や動画によって基準が違う現象が発生しています。

余りに極限状態過ぎて認知も広まって無いしそもそもあまり語られないという見解なんですが違ったら訂正お願いします…

そして最後には地味に”Ultra tone”とかいうものに変わっていますが…そこ変える必要はあったんでしょうか…

それでも、Extratoneの領域内であればまだまともそうな曲には出来る様です↓

いや全然まともじゃないかも…

名称について

よく、「BPMが1000を超えるとExtratone」と語られますが、

実際には間違いなようで、まだその段階での接尾語は”Core”なようです。(もうほぼキックの粒が聴こえませんが)

”tone”の世界

SuizidecoreとExtratoneの境界であるBPM3600にもなると、

キックは秒間60回打たれます。

60回/秒…そう、即ち60Hzです。

この領域はもう、BPMが人間の可聴域に達しています

(Suizidecoreの時点で下限の20Hzは超えている)

その結果、元の音がどんなに低音でも(例え20Hzでも)、

60Hzのスピードで叩かれてしまうので60Hz未満の音が消えます

こうして、BPMによって新たに生まれた音を、接尾語の”toneで表すようです。

可聴域すら突破するHyper

Hypertoneの条件、1,200,000のBPMはHzに直すと20000

つまり超音波の境界です。

本来ならもうとっくに音は聞こえないはずなのですが、

一部のクリエイターは何故か可聴域の外から聞こえる音を出せる様です。(意味不明)

この辺は僕もさっぱり分かりません┐(´д`)┌

まとめ

R.I.P.鼓膜

本当にお疲れ様でした…。

Hardcoreにはこんな恐るべき世界があるのでした…。

相当にニッチですが、ある意味Hardcoreという意味では字義通り、

このジャンルらしい存在と言えるかもしれません。

という事でHardcoreの超スピードサブジャンルたちでした!

皆さん、耳を大切にしながら楽しみましょうね(^^;)

それではまた!(耳死んじゃう)