皆さんごきげんよう、駆け出しボカロPのIWOLIです。
この記事を開いたという事は、貴方はきっと楽曲を完成させて世に出すフェーズに入ったか、
完成はしてないけど先を見越して見ておこうという勉強熱心な方でしょう!
確かに作品って完成した達成感はあれど、誰にも認知してもらえないってもったいないし虚しいですよね…
でも初心者の自分が音楽を発表できる場所って何があるんだろう?
そんな疑問を抱いたまま、一歩が踏み出せなくなっていませんか?
そんな貴方のために今回は音楽の話から少し逸れまして、作った音楽を世に出す方法についてお話しします。
この記事で学べる事
・作った曲を世に出す方法
・音楽を動画として公開する基本的な手順
・自分のレベルや目標に合わせて、適切な公開方法が分かる!
それでは行ってみましょう!
音楽を公開する方法はたくさんある!
まず大前提なのですが、貴方は今の時代に音楽を世に出すとしたらどんな方法があると思いますか?
また音楽を聴く時は、どういった方法で聴かれますか?
何年も前ならCDとかが一般的だったかもですが、今やネット上で音楽を聴く方法は大量です。
ここに思いつくだけ挙げてみましょうか。
- 動画投稿サイト
- 音楽投稿サイト
- 音楽配信サービス(サブスク)
- SNS
- 素材として無料配布
- ストックミュージック
- CD販売/頒布
もう山の様ですね…
何ならここに、コミッションに依頼、イベントやライブ、投稿祭なども入れたらもう凄い事になります。
それぞれ手軽さや掛かる労力、作者や視聴者に掛かる費用など様々な違いがあります。
今回は初心者が一番イメージしやすく、最もオススメ出来る、
動画で投稿する方法について解説していきます。
初心者には動画投稿がオススメな理由
初心者なのにいきなり動画まで付けると思うとハードルが高く感じるかもしれません。
ですがこれをお勧めする理由は主に以下の3点です。
- Youtubeなど動画媒体はリスナーが多い
- 様々なイベントで発掘してもらえるチャンスがある
- 動きが少なければ意外と難易度が低い
順番に、かる~く説明していきますね!
動画媒体はリスナーが多い
まず一番分かりやすいのがリスナーの多さです。
これは火を見るより明らかですよね~
今は時代がまさに「動画コンテンツが一番盛り上がっている」と言われるくらいに動画メディアが覇権を握っています。
YouTubeは言わずもがな数えきれないリスナーとクリエイターを抱え、それ以外の媒体でも「取り敢えず動画は誰でも楽しめる」と沢山の視聴者がいます。
そしてここに初心者にオススメできる大きな理由があります。
単純な話で、店を構えるなら人目に付く場所と言う事です。
初心者は当然ながら基本無名で、その名前は誰も知らない検索してこない存在です。
そんな人が例えば「初音ミク」などのキーワードで同じものを公開するとして、
- 一日に100万人が訪れる場所
- 一日に100人が訪れる場所
どっちが良いと思いますか?
どう見ても前者ですよね?
確かに後者は供給も少ない分、コアで熱心なファンを勝ち取れるブルーオーシャンとも取れますが、
やはり目に見えて数字が伸びやすいのは前者です。
それでも最初は伸び悩んでしまう物ですが、やるなら増える可能性が高い所へ身を投じましょう!
イベントで発掘してもらえるチャンスがある
そしてそんな動画投稿サイトのアツさを更に後押しするのがイベントの存在です。
ネット上では様々なイベントが、動画投稿サイトの周りで開催されています。
分かりやすいのがニコニコ動画のボカロ曲投稿祭ですね!
特に有名な「ボカコレ」はニコニコとガッツリ手を組んだボカロ曲投稿イベントで、
毎回クリエイターもリスナーも大勢が押し寄せます。
上手く活用すれば初心者でも思わぬ伸びがあるかも?
更に第三者が開催したイベントでも、YouTubeへの動画投稿が利用されることは多いです。
やはり(特にYouTubeの)動画であることが取っつきやすさに繋がるため、
「YouTubeまたはニコニコ動画に投稿してリンクを添付してください」と言った内容のイベントは多いです。
取っつきやすくて人口が多い場所へ出した上で、イベントのファンにより検索されるチャンスも増えるので、活用しない手はないですよ!
意外と難易度が低い
そして最後の理由、「意外と難易度が低い」と言う事です。
「『意外と』って何やねん」と思うかもしれませんが、
本当に最近は動画編集の難易度がかなり下がっています。
これだけじゃ納得しづらいと思いますので、ここではもう少しだけ深掘り。
曲が出来上がってから、動画として公開するまでの流れを追ってみましょう!
動画で公開するための手順
では実際にどうやって楽曲を動画として公開するかについて、手順を解説します。
以前公開したフリーBGM「Azure Expressway」を例に、どのように完成音源を動画として公開していったかを見てみましょう。
※今回はあくまで大まかな流れにフォーカスし、細かい操作や編集については触れませんのでご了承ください。
1.音源を用意する
まずこれが無いと始まりませんね。貴方にとって最大のメインコンテンツ、音楽です。
動画作品にとっては音楽はBGM(バックグラウンドミュージック)でも、
我々音屋にとって動画内の音楽はFGM(フォアグラウンドミュージック)です!
ここについては省きますが、最終的にWAVで音声ファイルに書き出しておけばOKです!
今回の例、Azure Expresswayはこんな感じのインスト曲です。
※ドロップ部分の切り抜きです
編集していたプロジェクトデータをぶち込んでも動画には出来ないですよ!(ある意味FL Studioは出来ると言えるかも?ですが)
2.画像を用意する
音源が出来たら次は画像を用意していきましょう!
サムネイル・ジャケット・キービジュアルになる部分ですね。
本気でこだわり出すとここは物凄く奥深い世界かつ、悲しきかな音楽より大切になり得る部分ですが、最初ならあまり高望みはせずにやっちゃいましょう!
今では依頼・フリー素材・自作・生成AIなどなど、様々な選択肢がありますし、
ご自身の技量・時間・コンセプトなどに合わせて選びましょう。
Azure Expresswayに用意した画像はこちら。

いやめっちゃ凝ってるやんけ!って思いましたか?
こちらはCanvaというサービスで用意した物ですが、なんと無料でかなり素早く出来ちゃいます!
テンプレートや画像など無数の素材が用意されている上に、綺麗になるようなフォントが最初から選ばれているのでめちゃオススメなんですよ!
3.動画編集ソフトで画像と音源を合わせる
さて音源と画像が揃ったらいよいよ動画編集です!
幾つかの選択肢が考えられますが、すぐに始めるとしたら、
- Aviutl / Aviutl2
- DaVinci Resolve
- Lyrica
などが挙げられると思います。
これらは無料ソフトでありながらかなり自由度の高い編集ができます。
ボカロのちょっとしたMVなんてなんのその!まずはこれらのソフトから始めるのがお勧めです。
僕はAviutlを使う事が多いですが、後継であるAviutl 2も気になってますね。

こんな感じの編集画面で、音源と画像を合わせます。
動画編集ソフトにお金を払う余裕があるなら、
AdobeのPremiere ProやAfter Effectsなども選択肢に入り得ますね。
4.必要に応じて歌詞・フェードインアウトなどを入れる
音源と画像を合わせ動画の状態に出来たらそこで完成としても良いですが、もしもう少しこだわりたいなら、
歌詞や動画の開始終了にフェードイン・アウトを入れるのも良いでしょう。
特にボカロ曲の場合は聴き取りにくい場合も多いので、歌詞を動画に入れるのは演出と言うよりリスナーへの親切心として効果的です。
ただしここに拘り過ぎるとかなり時間を浪費してしまうので、適度なレベルで手を打ちましょう!
フレーム単位でテキストの表示を弄っていたら何日経っても公開出来ませんからね…
Azure Expresswayの動画では、フェードインアウトだけ加えています。
これくらいなら結構手軽に付けられるんですよ!
5.動画ファイルとして書き出す
納得いくところまで編集が出来たらいよいよ書き出しです!
動画の場合はこの書き出し工程をエンコードと呼びます。
ここはちょっとだけややこしい設定が必要だったりしますがあと一歩!
頑張って動画として書き出しましょう!

Aviutlなら「かんたんMP4出力」というプラグインを入れておけば、かなり手軽にエンコードできます。
6.Youtube/ニコニコ動画などで公開!
動画が出来たらもうゴールはすぐそこです!
完成した動画を、お好きなプラットフォームから公開しましょう!

Youtubeなら右上の「作成」から「動画をアップロード」、

ニコニコ動画も右上のメニューから「動画を投稿する」を選べばあとは、
先程エンコードした動画を貼り付け、タイトルや概要などを設定すれば公開出来ます!
※色んな項目がありますがここも別の機会で!
ともあれこれで公開完了です!
動画にしない公開方法
これまで動画として公開する方法について解説してきましたが、
冒頭で列挙した通り、動画として出さない方法もあります。
それについても少しだけ解説しますね!
音楽投稿サイト
まず分かりやすいのが音楽投稿サイトです。
有名どころはSoundCloudやBandcamp、日本だとピアプロがあります。
これらは簡単に言えば音だけのYouTubeのような、無料で様々な音声作品が公開されているサイトです。
メリット
メリットはやはり動画や画像といったビジュアルの用意が基本的に不要という事ですね。
ピアプロの作品ページ(イザヨイマーチ)
僕の場合は特にボカロ曲をピアプロにも公開する事が多いです。
各々で画像を設定する事も出来ますが、画像が無かった場合、
ピアプロなら上記のイザヨイマーチの様に、歌ったキャラクターの画像を適用できます。
ピアプロキャラクターズの6人はもちろん、IAや知声なども可能なので画像が用意出来ない場合でも安心!
もう一つピアプロ独自のメリットとして、ここに公開されたものから派生する創作ツリーの概念があります。
ニコニコ動画のコンテンツツリーに近いですね。
例えば楽曲からイラストを描いたり、逆にイラストから楽曲を作ったり、歌詞から楽曲にしたり。
既存作品から派生して広め、お互いに繋がることも出来るのは素敵なことですね!
デメリット
デメリット一つ目はやはり、人口の少なさが否めないです。
超人気アーティストが投稿した物には相応の再生数・表示数が付きますが、それ以外はYouTubeなどと比べると雲泥の差という感じです。
ですがピアプロに限っては「ここに居ればボカロ特化で情報収集できる」とコアなファンが居る様で、作品によってはYouTubeよりも伸びるケースは存在しますね。
音楽配信サービス
※これは実際に試したことが無いので、今持っている情報で話すのみとなります。
次に紹介するのは音楽配信サービス、一見同じに見えるかもしれませんが、
こちらはSpotifyやYouTube Music、Apple Musicなどが当てはまるサービス。
月額でネット上の音楽が聴き放題なサービスですね!
所謂サブスクのストリーミングサービスと言われるものです。
メリット
メリットはやはり、収益化できるというのがあります。
YouTubeなども収益化は出来ますが、リスナーが無料で利用できるサービスという事もあって収益化までの道のりが結構長いですよね?
一方音楽配信サービスは有料サービスなので、作品の伸びに対して収益に繋がりやすいという印象です。
デメリット
一方のデメリットもまあ分かりやすいですが、動画投稿以上に用意が大変ということです。
動画を用意する必要は無いですが、
- ディストリビューターを選ぶ
- アーティスト登録する
- ジャケットを用意する
- 審査を受ける
などなど、固有の手順が結構な手間になるでしょう…
BGM・素材として配布
最後にご紹介するのは、BGMなどの素材として配布する方法です。
こちらはニコニコモンズやOpenTrack(旧DOVA-SYNDROME)、しゃろうさんや魔王魂さんが有名ですよね。
聴くための音楽ではなく、使ってもらうための音楽として公開するということですね。
メリット
一番のメリットは派生して別作品に使ってもらえるチャンスがあるという事です。
これまでの方法は基本的に自分の作品として公開してユーザーに楽しんでもらうもので、
作品の役割的には観賞用に存在するものでした。
ですが素材として配布する場合、届ける先は更に別のクリエイターです。
それは動画投稿者かもしれませんし、配信者や絵描き、ゲーム開発者かもしれません。
そういった方に届き利用していただくことで、単純に伸びるだけでなく、
クリエイターからの需要に応えるという新たな存在価値を示せます。
後述しますがやはりクリエイターは自分が目立ちたい、ユーザーに届けたいという心理から、
素材提供する人は多いとは限りません。
その分、素材提供者は素材を求める他のクリエイターにとってはとてもありがたい存在になります。
クレジット表記をしていただく様にすれば、クレジットを見た別のクリエイターへと更に広がっていくかもしれませんからね!
デメリット
デメリットは自分が主人公ではないというのがあるでしょうか。
目的があくまで別作品への利用のためなので、素材として作ったものが目立ち、
素材作者が認知・注目されることは基本的に無いと思っておいた方が良いでしょう。
また他作品に利用される事が前提であるが故に幾つかの考慮すべき要素があります。
- 規約などに気を付ける必要がある
- 創作しないユーザーには受けず、クリエイターにも拾ってもらえず伸び悩む可能性がある
- 意図しない使われ方をする可能性がある
観賞用に作る物と違って自分がアピールする場ではないので、色々考える事が変わってくるんです。
この素材配布も「この作品は本当に自由に使われても大丈夫か?」などを考えてからにした方が良いでしょう。
おまけ:気軽に公開して皆に届けよう
ここまで読んでくださった方に、最後に二つのウラワザを紹介します。
動画編集せずに動画として公開する裏技
「動画編集せずに動画として公開って何?」って感じですよね。
その答えが「DAW画面録画」です。
この方法は超シンプルに、ただ完成品を流しているDAW画面を録画する方法です。
これならめっちゃ楽ですし今からでも出来そうですよね!
「そんなテキトーな…」と思うかもしれませんが、これも意外とメリットがあるんですよ?
実際にやるとこんな感じです!
こんな感じで編集画面も見せられるので、メイキング的な演出が出来るんです。
ただ注意点として、DAWやプラグインの登録時に使用した個人情報や、
PC内のファイル名が映ってしまう可能性がある事には注意です!
録画ボタンを押して流すだけなので編集も無く超シンプル!
手っ取り早く公開したい場合はこの方法もオススメです!
SNSを利用して公開した物を紹介する
二つ目がSNSの活用方法です。
これは投稿方法と言うよりも、他の所に出したものへのリンクを貼って届ける・広めるという感じです。
例えば僕の場合こんな感じで、「イザヨイマーチ」投稿時には、
YouTube・ニコニコ・動画ファイルを纏めて一つのポスト(ツイート)で周知しました。
ここでは見やすいように、サビ前からサビ一本分を切り抜いた動画を添付しましたが、
動画投稿サイトのリンクを貼ればサムネが、サイトへ飛ぶカード形式になります。
どちらにするかはケースバイケースですね。
最大のメリットとして、色んな媒体に散らばっていても一か所で拡散・周知できます。
先ほどの「DAW画面を録画しただけの動画」も使えますし、音楽投稿サイトに出した作品へのリンクも貼れる。
こんな便利なシステム、使わない手はないですよ!
まとめ
ということで今回は音楽制作から少し逸れまして、作品公開に関するお話でした。
お疲れ様でした!
まとめると音楽を公開する方法はたくさんありますが、
まずは軽めに動画にして投稿するのがオススメです!
細かい方法については別の機会でお話ししますのでお楽しみに!
それでは、オヤカマッサン~








